マトリョーシカペン

プラハのお土産物屋にやたらマトリョーシカが置いてあった。
イガキがある友人に、ださいボールペンをお土産にしたい、と言っていた。
薄いプラハのガイドブックに、
お土産にはマトリョーシカのペン。インクの出が悪いのもご愛嬌。
と小さく書かれていた。
ところが見掛けない。
探しに行った。
色んな形、色、大きさをしたマトリョーシカがごろごろごろーっと並んだ土産物屋をしらみつぶしにあたった。
英語教育、初期の英文を応用。
「Do you have マトリョーシカpen?」
だいたい「はぁ?」とゆー顔をされる。
マトリョーシカペン…
が伝わらない?
「Do you have a pen formedマトリョーシカ?」
「はあ?」とゆー顔。
「Do you have マトリョーシカ(マトリョーシカの大群を指差す) pen(書くジェスチャー)?」
「…ノッ」
何軒かあたったけど、色鉛筆だったり可愛げが無かったりで買わなかった。
ブダペストの蚤の市
ブダペストの郊外ののみの市に行った。
ガイドブックには「中欧最大級」と…。
メトロとバス乗り継いで行った。
がらー…ん(客)
ぽつーん、ぽつーん(店)
ひゅるるー(風)
寂しかったー。
平日だからか3分の1位しか営業していなかった。
旅の思い出に、と、それぞれ赤とピンクのラインストーンが付いた真鍮製の指輪を買った。
結婚の記者会見風に、2人揃って指にはめた指輪を店主に向かって見せる。
「ハウマッチ?」
「2つで5000ftだよ」
あたしゃ、わかったよ。店主のおじさんは隣の露店のお兄さんと「彼女達は日本人だ、きっと高く買ってくれるだろうな」と言っていたことを。
「おじさん、高いよ。安くして。」
「4000にしといてやるよ。」
「…3000は駄目?」
駄目だよ、と首を振る。
「1回、外して置いてみよか」とイガキが言い、2人揃って残念そうな顔で置いてみる。
…(沈黙)
「わかったよ、3000でいーよ」
おじさんは弱ったなという顔で、また隣のお兄さんに何か言い、
「3000Ftは日本でいくらだ?」と聞いた。
他の店でも、だいたい言い値に下がるから、ハンガリーの人も押しに弱いのかも?
『千トチヒロノカミカクシ』
昨晩、ヘルシンキの宿の食堂で、ベルリンのホステルの予約確認メールをチェックしていたら
「あっ剣道や!」とイガキが隣の男の子達のモニターを指差して言った。
ハトが豆鉄砲顔をしていた。
「…アナタハ日本人デスカ?」
剣道の試合の為に、田舎からヘルシンキにやってきたらしい。
21歳の子は、剣道をきっかけに日本の文化に興味を持ち、3年間日本語を勉強したという。
今は医学を勉強していて、将来は日本に留学したいと言っていた。
16歳の少年は、日本語は喋れないと言いつつも、こちらの言っていることをほぼ理解している様子で、感心した。
日本のアニメが好きらしい。
2人ともジブリが好きと言うことで話が盛り上がった。
男の子「ワタシハ、『千トチヒロノカミカクシ』ガ好キデス。」
イガキ「『神隠し』て、わかるん?」
男の子「ハイ、カミカクシ…」
良かったら試合を見にきて下さいと言われたが、今日はどうしても遠出をしたかったので辞退した。